1年を通して、いろいろなイベント、季節ごとの行事が行われています。日本の伝統的な季節の行事から 海外由来のお祝い事やお祭りなど その種類は 様々です。 私たちは 日常を楽しくするような体験型のイベント開催のお手伝いをさせていただいております。 イベント開催実例があるものを中心に イベントの内容や そのイベント行事の背景にある文化についてお話ししたいと思います。
 
 
1月1日 正月
正月とは本来、その年の豊穣〔ほうじょう〕を司る歳神様〔としがみさま〕をお迎えする行事であり、1月の別名です。 お正月ならではの 伝統的な遊びを紹介します。

羽根つき1年の厄をはね、子供の健やかな成長を願うものとして親しまれてきました。打ち損じると顔に墨を塗るのも 魔除けのおまじないです。
凧揚げ凧が高くあがるほど願い事が神様に届くので願いが叶う、元気に育つといわれています。
いろはかるた/百人一首子供が遊びながら字やことわざを覚えられるようにと江戸時代後期に考案されました。
福笑い「笑う角には福来たる」と縁起がいいことから 正月にふさわしい遊びになったようです。
独楽まわし物事が円滑に回るに通じて縁起がよく、うまく回ると子どもが早く独り立ちできると言われています。

イベント会場で 大人も童心に戻って楽しめる昔ながらの遊び道具を揃えてお待ちしています。
お正月休み 子供たちと楽しい時間を過ごせるように。
 
 
 
2月3日 節分

「節分」は「せち分かれ」とも言い、本来季節の変わり目、すなわち立春・立夏・立秋・立冬の前日を指す言葉です。特に現在は立春の前日(2月3日)を「節分」と言い、豆をまいて悪疫退散や招福の行事が行われます。 ちなみに、恵方巻きのルーツは 大阪の花街で お新香を巻いた海苔巻きを恵方に向かって食べ、縁起を担いだと言われています。
 
 
 
3月3日 上巳(じょうし)の節供 ―ひなまつりー
3月初めの巳(み)の日を上巳といい、人の形に紙を切り抜いた”ひとがた”で体をなでて、けがれを落とし、海や川に流す祓(はらえ)の行事でした。ひとがたが次第に豪華になり、現在のひな人形となりました。

菱餅の3色の色について
●桃色(赤)…赤いクチナシの実には、解毒作用がある。赤は魔よけの色。
●白……血圧を下げるひしの実が入り、子孫繁栄、長寿、純潔を願う。
●緑……強い香りで厄除け効果があるよもぎ餅。健やかな成長を願う。
 
 
 
 
春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日 イースター

イースターエッグとは、卵そのものを指します。卵は生命のはじまりの象徴であり、殻のなかにいる時間を経て、殻を割って生まれてくる様子が、キリストの復活を表していることからシンボルとなっています。
イースターバニーは、うさぎが多産であることから、豊穣や繁栄のシンボルとされているそうです。
 
イースター エッグペイント卵に絵を描いたり色を塗ったりして、オリジナルのイースターエッグをつくる。
海外では出来たイースターエッグを家族や友だちと見せ合ったりと、ホームパーティーのひとつとして楽しんでいる。
イースター デコレーション家のなかや庭を、イースターエッグやイースタバニーで可愛く飾り付け!
春の訪れを祝って、身のまわりを明るくデコレーションする。
イースター エッグロールイースターエッグを割らないようにスプーンで転がしつつ、ゴールまで走る遊び。
ボンネットパーティーボンネットとは、帽子のこと。
イースターの日に、イースターの飾りをつけた帽子を被ったり、仮装をして街をパレードします。
イースターエッグハントイースターエッグを庭や公園に隠して、みんなで探しに行くエッグハント。

イベント会場で イースターエッグツリーをみんなで作りました。
 
 
 
5月5日 端午(たんご)の節供 ―子供の日―

もともと端午とは月初めの午(うま)の日を指しましたが、5月5日を端午の節供と呼ぶようになりました。 魔よけのためにお供えする菖蒲の花と尚武(しょうぶ)とをかけて武者人形を飾り、次第に男の子の節供として広まっていきました。
鯉のぼりの由来
日本では、将軍に男の子が生まれると旗指物(家紋のついた旗)や幟(のぼり)を立てて祝う風習があり、これが武家に広がり、男の子が生まれた印として幟を立てるようになります。
その後、江戸庶民の間で鯉の滝登りで立身出世のシンボルとなった鯉を幟にするアイデアがうまれ、武家の幟に対して、町人の間で鯉幟(こいのぼり)が揚げられるようになりました。当時は乳幼児の死亡率が高かったため、健やかな成長を祈る気持ちの表れでもあったのです。
 
 
 
こどもの日の前後(ゴールデンウィーク中)に 元気一杯の子供達と一緒に運動会をしました。
綱引きに 玉入れ!
頑張る子供達の目は キラキラしていました。
 
 
 
7月7日 七夕(しちせき)の節供 ―七夕まつりー

古くは、御霊(みたま)の衣服を織り、棚に供え、けがれを祓う行事でした。
そこに中国から星祭と手芸や裁縫の上達を願う祭の風習が入ってきて、現在の笹竹に願い事を書いた短冊を結びつけて祈る行事へと変化していきました。
 
綺麗な和紙に願いを込めた短冊、七夕飾りを笹に結んでいただきました。
風に揺れる笹がとても綺麗でした。
 
 
 
 
暑い夏。
乾いた喉を潤すのは・・・ビール!!
クラフトビールのイベント&子供達の大好きな縁日を同時開催しました。
 
 
 
旧暦7月15日 お盆
旧暦の7月15日を中心に行われる先祖供養の儀式で、先祖の霊があの世から現世に戻ってきて、再びあの世に帰っていくという日本古来の信仰と仏教が結びついてできた行事です。多くの地方で8月13日の「迎え盆」から16日の「送り盆」までの4日間をお盆としていますが、地方によっては7月一杯をお盆とする地域や旧暦通り7月15日を中心に行う地域などがあります。

盆踊りについて
本来、盆踊りはお盆にかえってきた祖霊を慰める霊鎮め(たましずめ)の行事です。
念仏踊り(自分で念仏を唱えながら踊る)から 踊り念仏(念仏を唱える人と踊る人がいます)に発展した民族芸能が盂蘭盆(うらぼん。いわゆるお盆のこと)と結びつき、精霊を慰めたり送り出すための行事になりました。15日の晩に盆踊りをし、16日に精霊送りをするのもそのためです。
盆踊りは、手の動きよりも足の動きを重視しています。これは、足・下半身の跳躍運動が神送りの意味をもつためで、天地の間にいる人間が地を踏むという動作には、霊を封じ込める鎮魂の意味があります。「踊」という字も足偏ですね。
ちなみに、神迎えは手を重視した「舞」になります。
 
櫓、提灯、夜店、浴衣・・・楽しい夏の思い出作りのお手伝いをしました。
 
 
 
9月7日から10月8日の間に訪れる満月の日 十五夜・中秋の名月
「十五夜」は、中秋の名月を鑑賞する他、これから始まる収穫期を前にして、収穫を感謝する初穂祭としての意味がありました。9月頃に収穫される「芋」をお供えすることから「芋の名月」とも呼ばれています。
 
 
 
行楽の秋!、食欲の秋!
外で過ごすのが気持ちいい季節。
美味しいクラフトビールを片手に 気の合う人とピクニック!
いろんな場所で クラフトビールのイベントをしました。
 
 
 
10月31日 ハロウィン
起源は、紀元前のケルト民族にまでさかのぼります。
古代ケルトでは11月1日が新年で、前夜の10月31日から、秋の収穫物を集めた盛大なお祭りが開かれました。この日には、死後の世界との扉が開き、先祖の霊が戻ってくるとも信じられていました。

その後ケルト民族はキリスト教化していきますが、祝祭の習慣は残り、キリスト教会が11月1日を「諸聖人の日」を意味する「All Hallo」と定めたことから、その前夜=「All Hallo Eve」 が転じて、ハロウィンと呼ばれるようになったと考えられています。
仮装は悪い霊から身を守るためでした。
ハロウィンには、先祖の霊だけでなく、悪魔や魔女、さまよえる魂なども死後の世界からやってきます。人々は、それらと同じ格好に仮装して仲間だと思わせ、身を守りました。
 
魔女やソンビなど 思い思いの仮装をし、フラッシュモブ ダンスを披露。
トリック オア トリート お菓子のつかみ取りで子供達に楽しんでもらいました。
 
 
 
12月25日 クリスマス
イエス・キリストの降誕を祝う祭。
サンタクロースは、4世紀の東ローマ帝国に実在した教会司教聖ニコラウスがモデルだと言われています。彼はとても親切で優しく、貧しいために娘をお嫁に出す事が出来なかった家の煙突から金貨を投げ入れてあげました。その金貨のおかげで、その家の娘は無事に結婚する事が出来たと言います。
その際、彼が投げ入れた金貨が暖炉の近くに吊るしてあった靴下の中に入っていた事から、今でもクリスマスの夜に靴下を吊るしておくと、翌朝そこにプレゼントが入っているという風習に繋がっているようです。
 
クリスマスにちなんだワークショップや生バンドの演奏など 1年で最後のイベントのお手伝いをしました。
 
 
 
12月31日 大晦日

1年の最後の日を「大晦日〔おおみそか〕」または「大晦〔おおつごもり〕」とも呼びます。「晦日〔みそか〕」とは毎月の末日のことです。「晦〔つごもり〕」とは、”月が隠れる日”すなわち「月隠〔つきごもり〕」が訛ったもので、どちらも毎月の末日を指します。”1年の最後の特別な末日”を表すため、末日を表す2つの言葉のそれぞれ「大」を付けて「大晦日」「大晦」と言います。